さとうさんちの介護な日々

そもそも何で介護が必要になったんだっけと振り返ってみる

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サトコが怪我をした時の話です。

事件や事故っていうのはそのとき突然起こるわけではなくて、
その前にいくつも防げたかもしれない分岐点があったうえで起こるのだと思う。
もしあの時こうしていれば…と事件が起こってから後悔するけれど、
いろいろな要因が組み合わさって起こってしまうことが多い。
そもそも何で介護が必要になったんだっけと振り返ってみると、
原因となった怪我だけでなく、それまでも決して健康な状態ではなかったし、
そのことに家族の関心が低かったこともあるなあと思う。

外出がもともと好きではないサトコは車はもちろん自転車にも乗れない。
近所のスーパーや美容院に行く以外の外出はほとんどなく、
病院や買物に出かける時にはいつもわたしが車を出してやっていた。
「出してやっていた」…そう、そのたびに自分の時間がとられることに、
少なからずいらだちを覚えていたと思う。
サトコに対してちっとも寛容ではなかった。

 

自動ドアにぶつかったサトコの身体ががくんと揺れて宙を浮き、
地面に尻もちをつく形で落下するところを
スローモーションのように見ていたわたし。
サトコが入院してから何度もその場面を反芻しては
冷や汗が出るくらい後悔してた。
歩くペースを合わせたり、ドアを押さえてあげていれば
こんなことにはならなかったと何度も考えて自分を責めた。
これを読んでいる誰かにも、
やっぱりオマエのせいじゃねーかと言われたら何も言い返せない。

あの時のわたしがもう少しサトコに対して気を使っていれば
もしかしたら怪我しなくて済んだのかもしれないのです。

 

消化できないまま後味悪く終わります。


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