さとうさんちの介護な日々

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さとうさんちの介護な日々

義母・サトコを在宅介護して4年。介護にまつわる漫画(コミックエッセイ)とイラストのブログ

退院しました。めでたしめでたし、ではありません

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退院しました!そして…

12月の末から入院していたサトコですが、このたびようやく退院しました。

ですが、認知症もあるために「自宅で看るのは難しいよ」と

以前から医師に言われており、早く治ってほしいものの、

退院後の生活については頭を悩ませてきました。

 

サトコのお世話になって病院には、退院支援の窓口があり、

退院後の生活について、ソーシャルワーカーに相談することができます。

長い入院ともなると、もとどおりの生活を送れる保証はないので

ありがたい仕組みです。

 

サトコの場合は、自力でベッドから降りるのさえ

難しい状態になってしまい、

ソーシャルワーカーさんのすすめで

リハビリのできる「介護老人保健施設」に入ることになりました。

 

制度、施設、知らないことはかり 

高齢者向けの施設はたくさんの種類があります。

ある「らしい」ということは知っていても

種類や違いについての理解は浅く、

まだまだ知らない世界があるなあと勉強するきっかけになりました。

(それについてはまた別の記事で…)

 

サトコの入所した「介護老人保健施設」は

主に、自宅に戻れるためのリハビリを行う施設です。

医療機関ではないので「健康」であることが条件。

入所については審査があるため、

サトコがなかなか退院できなかったのも、「健康」のお墨付きが

なかなかもらえなかったせいでもあります。

 

とりあえず無事に入所もすみ、ちょっとホッとしていますが

何しろ施設への入所は家族にとっても初めてのこと。

お金もかかりますし、今後のこと、期間のこと、

サトコの兄妹や親戚にどう知らせるかとか…気がかりなこともまだまだ山積みです。

 

早く家に戻れるといいなあ〜♪

な・ん・て、

優等生っぽくまとめようとしましたが、そうじゃないんですよ本当は!

 

本題はここからだぜ 

実際、家でサトコの世話をしなくてすむ状態は

かなり「ラク」なのです!!!!

知らなかったよ!!!!!!

 

一緒に住んでいれば、元気でいてほしいし世話もするけど、

離れて暮らしていれば意識する時間も減るし、

また元のように暮らしたいかといえば

イエスと答える自信がありません。

 

それは、介護も悪くないよというスタンスで

ブログを書いていた自分への裏切りのような気がして。

 

そんな後ろめたさと

「いやいや、やっぱ介護と育児の両立は無理でしょ常考」みたいな開き直りの間を

行ったり来たりしています。

 

離れて暮らしていると、こんなに思いやれなくなるものなのかと…

なんか恐ろしいです、自分が!

 

現場からは以上です

 

 

あれ?髪切った?のサトコ

こんばんわ。さとういもこです。

 

前記事の「夕食を食べさせるキャンペーン」は一段落しましたが、

何やかやとサトシは毎日病院通いです。

 

satouimoko.hatenablog.com

 


そのたびにサトコと他愛ない会話をしているらしいんですが
すがすがしいほど前日のことを忘れている様子……
そんなサトコのお話です

 

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まったく疑いもなく、毎日同じ調子、同じテンションで

「髪切ったね!いいね!」って言われると
自分の方がタイムリープしちゃったかな?って一瞬思ってしまいそう…

 

うっかり同じ話をすることはあっても、

普通は「あれ?この話したっけ?」って途中で気づきますよね。

わたしはこういう場合、戸惑いつつもスルーしていますが、

内心はけっこう動揺してます。あー忘れてる〜〜〜(^_^;) って。

 

忘れられる側としては寂しいような気もしますが、

サトコは毎日新鮮な驚きがあっていいね!って思うことにしましょう。
忘れてしまうのって悪いことばっかりじゃないのかもしれません。

 

うちの夫が献身的すぎるんだが

こんにちわ。さとういもこです。

 

ブログの存在を知っているリアル知人から、

「夫さんあまり登場しないね?」ってたまに言われます。

 居るのが当たり前なので、画面上は省かれていますが、 

ちゃんと介護にも子育てにも関わってくれていますよ!

 

最近はわたしが子育て中心になってしまっているぶん、

サトコの介護は彼が中心になってやってくれています。

彼の名誉のためにも、今回は夫の活躍について書いてみようと思います。

 

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食事の量と病気の回復 

サトコの入院において大きな問題は
食事の量がいっこうに増えないことです。
多くて3割、少ないと1〜2口ぐらいで済んでしまうそう。
入院の原因である肺炎はほとんど治っているのに、

体力が戻らなくて退院できないといった状態なのです。

 

もともとサトコは食べるのが遅いうえに
箸やスプーンを持ち替えるたびに休憩してしまいます。

認知症による「意欲の低下」は食欲にも作用するのかもしれません。

そのうち時間だけが過ぎて、

ほとんど手をつけないまま食事を下げられてしまうということも多いようです。 

一人で食べるとすすまないよね…

最近では、それを見かねた夫がサトコの夕食に合わせて病院へ行き、
話をしながら食事をさせています。
食べやすいように配膳したり、

スプーンを持ち替えなくてすむように
ごはんの上におかずを乗せて丼もののようにしたり、時には応援しながら
いろいろ工夫している様子です。

 

「今日は7割くらい食べれた!」などと
嬉しそうに報告してくれるのですが、
正直なところ、聖人かよ…と思っています。

 

「自分の母親のことだからこのくらい当たり前では?」と言うのですが
わたしは、夫といっしょに夕飯が食べられないので寂しいんですよう!

 

 

 

寄稿させていただきました

はたらく女性の深呼吸マガジン「りっすん」さんに
寄稿させていただきました。

 

www.e-aidem.com

 

介護・家事・仕事の両立と、
介護の中で自分の気持ちがどう変化していったかを
書かせていただいています。

 

寄稿するのは今回が初めてのことで不安もありましたが、
とても勉強になりました。

 

貴重な機会をいただきありがとうございました!

 

 ちょっと裏事情をネタバラシ(笑)

 

太神楽(曲芸)が大好きなのでイラストに入れ込んだんですけど、
いざ清書する時にめんどくせええええ!ってなりました。
漫画に出てくるレース編みも同上です(^_^;)

 

義母サトコが認知症と診断されて思ったこと

 

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スクリーニングテストの結果は、中程度の認知症ということでした。

初期ではなく、少し進んだ状態ということですよね。

正直、少なからずショックで、気持ちの整理ができなかったです。

今はちょっと落ち着いて考えられるようになったのでメモ的にまとめ。

 

驚きとやっぱりという気持ちが同時に。

驚き

12月まで、(声掛けは必要だが)自分のことはだいたいできていたし

生活において困ることはほとんどなかったので

認知症と言われてもあまりピンときませんでした。

ご飯を食べたことを忘れて何度も請求してくるとか、

物を盗られた妄想とか、性格が急にかわったとか、そういうの全くなかったので。

 

やっぱり

会った人のことを忘れてしまったり、

その日の出来事を夕方には思い出せなかったり、

とぼけてるなあとすっかり慣れてしまっていたがやっぱりアレはヘンなのかと改めて思った。

そうか、やっぱりそうか。冷静に見ればそうか。

本人も家族も困っていなかったので、サトコの言動に寛容すぎたのかしら。

 

「いつから」という疑問

5年前の入院から?

初期治療が大事ということは知っていたが、専門の診察を受けていませんでした。

認知症ですと診断されるのが怖かったのかも。

5年前の骨折~入院の時、

急に記憶があいまいになって目の光がなく、ぼうっとしている時があったが、

脳には異常はなかったので長期入院による「せん妄」でしょうという診断。

その後、退院して日常生活に戻ったら少し戻ったので

やっぱり認知症じゃなかったのね、と思っていた。

その時、ちゃんと検査して、治療を受けていれば進行しなかったのかな

 

最近、急にすすんだのかも…?

もしかしたら今回入院してから急に進んだんじゃない?という思いもある。

もしかしたら、家で発熱して2日間寝込んだ頃からそうだったのかも?

自力で歩けない・起き上がれない状態では「ぼんやりするな」という方が難しい。

食事もおしものことも管理されている中で

自分で考えない環境を受け入れすぎてしまったのかも。

 

分岐点が見つからない

あの時こうしていれば…?

こうして思い返してみても、あの時こうしていれば…!と

激しく後悔する気持ちがあまり湧いてきません。不思議なぐらい。

これが風邪やインフルエンザなどの感染症だったら、

あの時外出しなければ!あの時すぐ手を洗っていれば!などと思うところなのかもしれないけど、

サトコの体内で起こった炎症による入院なので、そういう気持ちも湧いてこない。

分岐点などなかった、と思うのは自分への慰めなのでしょうか。

 

認知症の検査をもっと早く受けておけばなあと思わないこともないですが、

本人も家族も「困り」を感じていなかったので

「認知症です」とお墨付きをもらうことがそれほど重要なことだとは思いませんでした。

まあ、いざ診断されたら一晩ぐらいはショックなわけですが。

 

後悔していない、と思えること

サトコに介護が必要になってから、

たくさん時間も割いてきたし、我慢することも多かったなと思います。

そのぶん、サトコから信頼してもらえてると思うし、

それまで以上に家族になれたなあという良さも感じています。

介護に目をそむけずに向き合ってきたからこそ、

後悔する気持ちが湧いてこないのだろうと思うのです。

 

今後、もっと大変なことがあるのかもしれませんが

今現在「後悔がない」と思えていることは大事なポイントだと思うので

記しておかなければ、という気持ちになりました。

 

仕方がないことだってある

突き放した言い方ですが「仕方がない」ことなんだろうなと思います。

わたし自身がちょっと何かしたからって

「認知症」という病気が防げたわけじゃないんです。たぶん。

 

 

 

追記

この記事を書いたのは1週間以上前なのだけど、なんとなく寝かせてしまった。

ちょっと前の私は書いて納得したかったのだね。

 

サトコの状態は相変わらず。まだ時々発熱したりしています。

身体が治らないと退院もできないので、家族としても何もできない状態。

今後のブログの方針も考えてしまうな〜

 

 

 

 

 

 

入院してから1ヶ月。新たな問題にむきあうさとう家

サトコが入院してから1ヶ月が経ちました。

 

息子の世話があるので、わたしはなかななか見舞いに行けません。

でもたまにわたしが行くとこんな感じ。

 

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相変わらずトンチンカンなサトコなのでした…

退院の見通しはたたず

なかなか肺炎が治らず、退院の見通しは立っていません。

でも、兄妹たちが今までになく協力してくれて、

仕事帰りや休日には交代でサトコを見舞ってくれているようです。

災い転じてナントヤラ。今回の入院の大きな収穫だなと思っています。

 

本人の顔色も良く、機嫌も良さそうだし、

リハビリも徐々にすすめているとのことなので

暖かくなる頃には元気になるといいなあとのんきに考えていたのですが、

ここに来て新しい問題が出てきました。

 

そういわれてみれば、そうなのかもなあ。

実は今まで「認知症」と診断されたことはなく、

ちょっととぼけているけれど、まあ年相応かなあと思っていました。

本人も家族も「困り」を感じていなかったので

専門的な検査をしたことがなかったのです。

 

しかし、先日、退院と今後の治療について医師と2度目の面談をした時に

「まず前提として…」と切り出されたのが「認知症」という診断でした。

さすがオブラートに包まない系医師!

 

satouimoko.hatenablog.com

 

 

脳の検査ではなく、質問が中心の「スクリーニング検査」とのことなので

詳しくはわかりませんが、まず間違いないとのこと。

リハビリが自主的にできないなどの「意欲の低下」も

認知症によるもの、と言われてしまったのですが

本人のもともともってる性格とかもあるじゃんね……

 

認めたくない、という気持ちのせいなのか、いまいちピンとこないんですが、

まあ、そういわれてみればそうなのかもなあ。

でもお医者さんは普段のサトコを知ってるわけじゃないからなあ〜〜

サトコのとぼけ具合に家族が寛容すぎたのでしょうか?

 

 

まだ自分の中でもまとまってないのでこのへんで。